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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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やっと、2ヶ月掛かってPower Bookが帰ってきた。これで、店から更新できる。そう、だから今は閉店後の店。月曜から木曜まで向かいのビリヤード「かのう3」が改装のため、ただでさえこの辺の閑散とした、いかがわしい?道なのに、向かいが開いてないと真っ暗だ。寂しい…。音楽の音量を上げて、この日記を書いている。

27日、ある男が来た。僕にとっては弟のようで、でも彼は僕のことを先輩と言う。彼は今日言いたいことがあって来たらしい。いきなり、彼は話し出す。「先輩、いや大先輩。僕はあの日の日記に、もしかしたら僕のことが載ってないかドキドキしましたよ」6月10日のその日、僕は一人で大阪・花園ラグビー場のメインスタンドにいた。

「日本対ウェールズ」テストマッチ。日本に来てからウェールズは、日本の社会人チームにも負け、日本代表Aにも苦戦を強いられていた。国を代表する記録に残るこの日の試合、もしかすると日本は歴史にも残る何かを見せてくれるのではないか。期待を胸に僕は、神戸から久しぶりに花園へ向かう。しかし、周知の通りの結果。ウェールズは本気だった。

人間15人もいれば、手を抜く奴もいるかもしれない。この日の試合がそう言うわけではないが、その選手は『らしく』なかった。いつものポジションではなかったからか。しかし確実に彼はどこか違った。何が彼をそうさせたのかは、解らない。彼から前日に電話をもらう。「百年に一度の歴史に残る試合を見せます!」チケットまで用意してくれた(あんまりタダでもらうなんてしたくない。チケット代が今の日本のラグビーを支えてる)。でも、その日の日記には書かなかった。僕は大学までラグビーはしていたが、社会人にはリタイアした人間だ。今更「君のプレーは…」なんて評価したくない。それこそタニマチだ。(5/22日記「タニマチになれなくて」参照) 彼らにとって僕は、たまたま先にラグビーをやっていた先輩かも知れないけれど、僕にとって彼らは当然お客さんでもある。しかし何よりも『年下だから、有名だから』と接したつもりは一度もない。

僕の店で一日の売上を、いきなり100万には出来ない。スポーツの素晴らしいところは「起死回生の逆転があること」だ。つまりは、大失敗(ラグビーなら、キャッチミス・タックルを行かなかったなど)をしたとしても、肝心なときに結果を出せば「清原」君のように評価は変わる。だからあえて書かなかった。その選手をどうこう言うことよりも、次に思いっきり『らしさ』を観たい。タケよ、その時でいいから、また凄いプレーを見せて、魅せてくれよな。それは来週からのパシフィックリムで出来るかも知れないよ…。

親愛なるラグビー馬鹿・神戸製鋼Steelers、伊藤剛臣へ。




志賀死語37
『なるほど・ザ・ワールド』:タケが、この話を言ったらこう返していた。お前はやっぱり、憎めない奴だ!
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