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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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※イベント情報 4/17(土)19時〜深夜まで
『第二回 バーテンダーズナイト』開催(詳細後日)】

火曜日は店に少し遅れて20時過ぎに着いた。途端にお客様がお二人来たけれど、ゆっくり僕も飲みながらの話に時は流れ、僕は相変わらずそんな時間が好きだった。平日「志賀」の空気、『人を語る』にはこの場所はイイ。サントリークォータリーに載る意味もある。胸を張って次号の発刊を待っている。

21時が過ぎた。一人のラグビー選手から電話が入る。

「引退する選手送別会の流れで行っていいですか?」

4月NZに帰るディーン・アングレッシーとアンドリュー・ミラー、そして中道・藤・増保・小山を囲む神戸製鋼Steelersのの襲撃がこんなにも早い時間に始まった。席など無い。奴等は立ってでも飲む。見る見るうちに店のワイン、ビール(僕が楽だからね)、乾き物は底を付き、コンビニに買い出しまで行く。

サントリークォータリーな夜は一転して、スティーラーズな酒場に変わる。前述のお客様も「用事を思い出した」とは言わないまでも、そそくさと店を出て行った。そんな時に限って、フツーの(彼らと比べれば、僕等一般人は普通である)お客様がどんどん来て、お断りを繰り返した。ビックリしたね。オカシイ。8組は断ったな。待っててもほとんど閑古鳥とピーチクやってる普段の店なのに……。無理矢理詰め込んで売上げを稼ぐことも可能だが、それは「家」という居心地の定義なら違うし、ゴリ・野澤の全裸は見せられない。

多くは語らない。でも僕はまた密かに涙モンに感動していた。

開口一番、アンディは握手をして僕に言った。

「シガサン、トウシバ(東芝府中)マケテゴメンナサイ クヤシイ、キテクレタノニ モットニホンゴオボエタイ キモチモットツタエタイネ ゴメンナサイ」

充分伝わった。

ハッキーは突然、『ハカ』をやりたいと言い出した。NZマオリ族戦いの前の鼓舞、オールブラックスがやる『ウォー・クライ』のことである。ゴリと石井チャンを従えて、上半身裸になって本場の声を張り上げた。

胸が震えた。

今の僕が陳腐な言葉を並べてみても、感謝や感動めいた心の奥底はそこにいなければ伝わりにくいことだ。ただ僕がこれからのラグビーを表現出来るのだとしたら、それは決してルールがどうとかスキルがどうだとかじゃなく、「そんなんやったら、いっぺん観に行ってみよか」と思わせる『人』をココで描くことなのだ。そして色んな街で、みんなと直に話すことも必要だと思ってる。

母国に帰る者と引退する者、OBと現役とが同じ場所に所狭しといて、帰っていった。そんな夜はいつもなかなか帰れずに、店に朝までいる癖は治らない。


※サイト内裁判・その1「エルメスソースの行方」(>>>3/24日記参照
【有力な情報を入手した 佳境に入ってきたと言えよう

「エルメスソース裁判ですが、勝手ながら調べてみました 『社団法人日本ソース工業会』というところがあって先週末にお伺いメールを出していたところ、丁寧に回答を頂きました 以下、返信メールです
〈お問い合わせ頂きましたエルメスソースの件ですが、私どもの分かる範囲で調査したところ、エルメスソースという名称のソースに該当はございませんでした ただし有限会社○○○という会社のブランドでヘルメスソースという名称のものは存在いたしました ご参考になるかわかりませんが、回答を返信させて頂きました 日本ソース工業会〉」

世の中にはなかなか興味深い団体が存在するモノである その会社名で検索してみた 今も尚現存する会社だ あとは現物がまだあるのかどうかである 本日電話してみようと思う 所在地は……今は伏せておこう

《火曜日、被告が店に怒鳴り込んできた》

「ホント、アンタのお陰で僕は犯罪者扱いだ! おまけに学歴までバカにしやがって 後ろから見知らぬ人に『そんなソースはない!』と押されて肘を怪我したではないか ヘルメスソースは存在するよっ! 『エルメス裁判、頑張ってください』との声もあるのだ 証拠品は今調べてもらってるんだポコペン」  彼を良く知る、大阪平野出身・道埜氏(職業・木こり)も「そのソースなら知っています しかし、エルメスではなかったと思います」と証言した 被告・南條は、知らぬ間に「ヘルメス」と言い出した 偽証罪だが、心が広い僕は許容する】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

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