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閉店後の店で、日記を書くのはいつ以来だろう。近頃は思い付くと書いていたから、店に入るまでに大体書き上げていたことが多かった。水曜は全く書いてなくて、深夜の神戸と難波とのメールのやり取りにお互いの想いが平行線を辿って、なんだかモヤモヤしていたから日記を休もうとも思ってた。
帰ろうと片付けを済ませる。一枚のCDが顔を見せた。どこかで書いたが、いつか僕がデザインした三宮のスナック・ママさんのCDである。水曜日、完成品が手元に届いたのだ。カバー曲ばかりのモノだがちゃんとスタジオにて録音し、COMPACT DISC表記もJASRAC（日本音楽著作権協会）の認可番号もある、ママさん22日の誕生日に生まれた本物のCDである。聞くことにした。
メチャクチャ上手いやん。ベッピンさんであるし、おっとこ前でもある。僕は色々助けられてきたし、周年の度に案内状デザインの依頼もくれる。名刺や販促物など相談もしてくれて、僕が店を始めてからずっといいお付き合いをさせてもらってる。しかしCDのジャケットデザイン一式ってのは、初めての体験だった。「志賀さんにお願いしたいねん」本気の遊びに協力することになって、ちゃんとブックも、サイドキャップ（パッケージの帯に付いてるヤツ）も、バック（背表紙）もCD本体もデザインする。サイズの規制があって、結構難しかったがこれはいい勉強となった。これで君のCDも出せるぜ、ベイベー。
曲はバラードが中心に「聴かせる」モノである。写真が一点、カッコイイママさんのモノクロ写真、それを取り込んで「あとはいつものように志賀さんにお任せ」であった。今、高橋真梨子の『for you』が流れてる。すげぇ、うまー！
なんちゅーか、我ながら笑えるほどに本気のCD＆ジャケットだ（店に置いてるから、いつでもお見せしますわ）。22日当日の店だけで（平日なのに）、100枚もハケたらしい。もともと流行ってる店だとは聞いていたが、どんなパワーの店やねん！って思う。多分ママさんの本気の度合いが溢れてるんだろう。
やるからには照れは逆に恥ずかしい。徹底的に「遊ぶ」姿はいつも僕の想いと合致して、ソコに参加できる喜びを感じさせてもらってる。メジャーで大きな仕事を掴んだときに忘れそうな足下・原点を、いつも照らしてくれている。
だから僕も刺激を受けて、今年も「どろんこバレー」に出ようと思ってる。
それは、昨日書いたな。
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※加納町 志賀とはどんなヤツ？
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