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■ 中毒性日記 2004
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜の神戸はどんよりと曇っていたが、今年の夏は去年より1ヶ月先送りのように、過ごしやすい気候になった。夜の地震は、かなり揺れたがね。いや、マジで、これは久々に怖かった。あれこれ思い出すもんね。

夕方ケーブルテレビで観た「ロード・オブ・ザ・リング」はもう後半で、番組表がなかったらコレが「ウイロー」なのか「三銃士」なのか、はたまた「世界の車窓から」なのか。しかも登場人物の名前が多すぎてさっぱり解らない状態で、あっけなく結末を迎える。こんな時だけジュン・ハマムラが必要に思う。

その朝眠る前にテレビで「納豆は300回以上掻き混ぜると栄養価も高く、美味しくなる」と実験していた。かの美食家・魯山人も料理王国の中で「掻き混ぜるほどに旨くなる」と書いている。そんな話を聞いて起きた昼過ぎ、イライジャ・ウッドを画面で見ながら「こんな女の子、日本人におるな」と見続けて延々納豆を掻き混ぜていたら、知らぬ間に床にボロボロ落ちていた。

拾い上げるとソレが、埃なのかゴミなのか判らない状態の納豆を口に入れる40歳もどうかと思いながらも、「まぁ腐ってるみたいなもんだから」と無理矢理言い聞かせていた。300回もグルグル掻き回されて地面に落ち、捨てられた日にゃぁアナタ、こいつらも浮かばれないってもんだ。ってそういう問題か。

と、しょーもないこと言ってたら、また地震だ。こんな不謹慎な日記は更新しないでおこうか。否。震災体験で得たものと言えば、日々を後悔しないこと、自分だけの足跡を付けることだ。僕の生きる証は、こうやって創られてゆく。

それが、たとえ納豆の話でも。


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