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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜日の20時前、最後のお願いに参りましたと街宣車が、さして右翼のソレと変わらないほどに騒ぎ立てていた。テレビは一斉に東京都知事選を取り上げた。黒川記章は庶民の反感を買いそうな、庭園での記者会見、ヘリコプターからの登場など「豊かな(自分の)暮らし」を徹底して見せた。個人的には「好かない」顔だが、都知事選は違った意味で興味がある。まぁ、僕は神戸の市議会選挙だが。

そもそも、イマドキ「無党派、無所属だから自転車で回ってます」というのが都会で通用するのかとも思う。誰かが最初にやったんだろうけど、みんながやり出したらその姿はデザインやパフォーマンスのように、滑稽に映るものだ。選挙参謀は、ある種、クリエイティブディレクターに近くないといけないのだろう。


今は自転車、電車、徒歩の生活をとても嬉しく思っている。スピードが違うし、目線も違うことが心地いい。桜の花をまじまじと眺めることもここ数年なかったように思う。おそらくこの日曜が見頃なのだろう。天気どうかな。

暗い話をするつもりはもうないが、「あの日」は少々急いでいた。生田川にあるお好み焼き「斉元」に行くためだった。

その店は17時閉店という駄菓子屋の様な店で、どう考えても閉店間際になりそうだったから「先に焼いておいてください」と電話していた。僕も店をやってる身としては、閉店間際の訪問は迷惑が掛かりそうで、こういった場合いつも欲しいメニューをぶ厚い鉄板の上で先に作ってもらっている。

この日は「もだん焼き」が食べたかった。ここはお好み焼きも焼きそばも旨いが、子供の胴体ほどのもだん焼き(大)は、一度に作れるというオバチャンへの気遣いもある。しかしホントのところは、全て食べ尽くす達成感が大食い選手権のようで、まだ自分は若いと変な確認方法になっているのだ。

もだん焼きというものがどういったものであるのか調べると、関西風お好み焼きに挟む(または敷く)焼きそばというのが正解らしい。起源は解らないが、神戸長田に代表される「そばめし」のように、食事を手っ取り早く済ますためにまとめてみたというのが最初なのだろう。モダンという言葉は多分死語だと思うが、「オシャレ」や「先端を行ってる」的な使われ方をしていたもののはずだ。鉄板の上で焼きそばとお好み焼きが合体したものをそう呼んだ人は、相当のモボ&モガ(モダンボーイ、モダンガールの略 大正末期〜昭和初期に使われた外国文化を受け入れる若者を表する言葉)だ。のちに、ナウなヤングなどと言葉を変えたはずなので、もだん焼きは昭和初頭の産物なのかも知れない。まぁどうでもいい話ではある。

ところが、電話の向こうの斉元のオバチャンはその日「もうそばがなくなったのよぉ うどんのモダン焼きでもいい?」と言った。

「うっ、うどんでモダンですか??」僕は躊躇した。うどんのアレンジ、フュージョンは聞いたことがない。うどんは温か冷、もしくはツケくらいだろう。

そして残念ながらその10分後に僕は事故を起こす。
初めての、うどんのモダン焼きを食べ損ねたわけだ。

食べたことのない興味もあるが、ああいうことのお陰で行けなくなった店で、その日から僕のことを心配しているというオバチャンのことを何人かに聞いた。

この際、モダンがどうだとかは関係ない。

あの日食べられなかったもだん焼きを、歩いてでも食べに行きたい。


※今日のヒトコト
【一度だけ、 選挙管理委員というのをやったことがある  中学の時だけど】

※志賀氏的伝言板
マスターズ アダム・スコット頑張れ!


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