www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
8/09「変わりゆく海」 バックナンバー >>>
水曜日、大阪に面倒な案件を片付けに車を走らせた。一気に右手だけが焼けた。近頃は右ハンドル、燃費がこれまでの3倍なのは嬉しい。この車、ナビやETCが付いている。楽なのは解っていたが、料金払い戻しがあるのは知らなかった。ここ何年もそれらに加え、エアバッグもABSもLSDもエアコンも(!)付いていない車に乗っていた。全て僕の意思が反映される分、とても体力のいる車だった。今思う。こういう楽な車に乗っていたら、僕はどんどん退化する。トレーニング、継続。

夜が過ごしやすかったりするから、未だ夏の感じがしない。海もまだ行ってない。須磨って、どうなってるんやろか。海の家は姿を変えて、メディアやメーカーのコラボハウスっぽいのかな。そう言えば去年だったか、関西テレビの「ハチエモン茶屋」でハチエモンラーメンを頼もうと思ったら売り切れてた。そのキャラが、ゆで卵で作ってあるだけのものだが、そのメニューが無くて、これはただの茶屋じゃないか、せめてウクレレでも聴かせろとロコモコを食べた記憶がある。

やはり海水浴場は海の家がいい。メニューはカレー、焼きそば、フランクフルト。あっても冷やし中華(スイカじゃなく缶詰サクランボが乗ってる)、唐揚げ(ナゲットはイカン)、フライドポテト(ざく切りでよろしく)くらい。そしてかき氷(赤、緑、黄色の信号3色のみ)、生ビール他ドリンク。座敷は硬めで畳ゴザ、安っぽいテーブル(折りたたみができる!)があり、脱衣所シャワー使用込み、なんならデッキチェアー、いやそんなオシャレなもんじゃなくボンボンベッドもしくはタイヤチューブの浮き輪、パラソルお一つ無料貸し出しで1日1000円くらい。えーい、麦わら帽子もどうだ!と大盤振る舞い。そこに挨拶しながら入ってくる家族が「また今年も来たよぉ〜」…それは、近頃もうほとんどない。

その昔、海の家はまさしく「家」だった。大袈裟に言えば、帰省先、田舎の様なものだった。しかし昨今、マチにあるようなカフェ仕様、クラブノリのイベントもできるスペースが増えた。自宅が近いがフラッと一人で行くのにも少々抵抗がある。僕でもそうなのに、懐かしく変わらない場所を求める家族や老人達には、安心できる「海の家」は遠い昔のことなのかも知れない。一つくらい残ってて欲しい。

12日の日曜日。朝から海沿いをランニングか自転車で須磨に行ってみる。そろそろクラゲも出そうだし、今巷を賑わせているサメもいるかも知れないが、海の家が恋しい。できればオバチャンやオジチャン、家族にそこをやっていて欲しいが、雰囲気だけでもいい。もう「有名店○○のカレーやパスタが食べられる!」なんてものはどうだっていい。「トロピカルカクテルを水着ギャルが…」それはちょっと惜しい。しかし海の家なら、ジョッキが凍るまで冷えた生と、ボンカレーみたいなもんでもよろしい。オシャレなフリッツハンセンの椅子なんていらないのだ。インテリアデザイナーが手掛けた海の家は、デザイナーの家だ。僕は、ちょっと砂が残ってる硬い畳(ゴザだけど)で寝転がりたいだけなのだ。

海も、マチとよく似ている。どこにでもあるような商業施設や建物に毒されて、作為的なマチに近付いている。しかしその真意は考えてみれば解るはずだ。

目的は、そこにしかない海なのだから。


※今日のヒトコト
海自体を綺麗にする方法はないのかねぇ

※志賀氏的伝言板
お盆は、日曜以外開けます


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga