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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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高校野球の負けている方をいつも応援してしまう。そういうのはナンだか歳を取った気がする。そんな幾つかの観戦後の金曜日、店のレモンとライムを買いに行く。

卸売り市場の休み明けにはまだモノが少ない。その中でもレモンは大きめで丸いよりも楕円に近いものを選ぶ。しかし触った時に厚い皮のものは、カットした時の見栄えが悪い。ライムは、小さな茶色いシミに気を付けなければならない。それはすぐそこからダメになるサインだ。それぞれ柔らかすぎてもいけない。僕の店の様に、何度も冷蔵庫を開けるとイタむのが早くなる。柑橘類はその状態によって、スピリッツの種類も選ぶ。そういったことは、ホテルにいたことが役立っている。

まだ他府県ナンバーも多く夏休みという感はあるが、とにかく三宮のマチは盆休みが明けた。できる限り暑い日中を避けて、夜、店に辿り着く。閉め切った店の中はサウナのようになっていた。蛇口から出る水も生温かい。地中の水道管も熱でやられてしまってる。祇園の石畳にそうするように、店の玄関先から前の通りに打ち水をした。こういう簡単な習慣を、現代人の僕らは忘れてしまっている。スイッチを入れれば涼しくなる機械より、風情があるというものだ。

突然思い出しその一文が浮かんだので、19日のサッカー試合会場で配布されるコラム原稿に追加願いを連絡する。先方の配慮により、ナンとか間に合った。その他依頼のあった名刺を仕上げ、三宮のスナックの周年案内状を発注し、大学ラグビーのTシャツや友人の表札のラフを確認待ちで、18日には試合後のサッカー選手とグッズについて打ち合わせをする。もしかすると土日にあるavex「a-nation'07」の視察にも出向くかも知れない。暑い夏にフットワークが鈍りがちなところだが、意外にも人が動きたがらない時期ほどにチャンスはある。運動制限が出てしまった都道府県には気の毒なことだが、僕くらいの動きならどうってことはない。

神戸の実家に戻っている方、久しぶりに三宮に来たというお客様との再会。店がココにあることを喜んでくれるお客様に「続けることへのやりがい」を感じ、その繰り返しに僕は助けられている。数あるバーの中で選んでくれた方がいて、頭の中の引き出しに加えられた喜びも感じてひとしおだ。そのローテーションはお客様が決めるわけで、それは明日かも知れないし1年後、いや5年後なのかも知れない。繁華街にある路面店のように、通りすがりに立ち寄るわけじゃないこの店に、また人がやって来る。それは大袈裟に言えば奇跡に近い。軌跡にも近い。

まだ暑い夏、そんな奇跡が起こるこの店こそが、僕の避暑地でもある。


※今日のヒトコト
【しかし例年に比べ確実に水道水は温かい  冷蔵庫もウネリを上げている

※志賀氏的伝言板
19日は定休、20、21日は神戸にいない 詳細はブログでアップ!!


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