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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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木曜日。少々寒かったが、思い切って腰まで伸びた髪をバッサリと、パープルに染めてデザインパーマをあてる事にした。わしゃオバさんか。それはウソで、この寒さにほぼ短髪にした。と言っても「おなべ」ほどではなく、「おすぎ」でもない。いずれにしてもこれでまた、男人気がうなぎ上り(死語)である。

案の定寒いが、ナンだか軽くなった。またお客様に「イチローかと思った」と言われ、旬だけにほくそ笑んでいた。どうせこのWBCブームが過ぎると、今田耕司の喋り方みたいだとか、ユースケサンタマリアなどと呼ばれるのだ。

ブームと言えば、「ショ袋」なるものを知った。木曜朝のCX「めざましテレビ」を目覚ましではなく寝る前に観ていたのだが、読んで字の如く、僕はすぐにソレが何かは想像できた。渋谷原宿界隈を歩く女子高生に聞きましたアンケートによれば、人気ブランドの購入時にくれるショッピング袋を普段使いに持ち歩く事がブームらしい。各ブランドも挙って、しっかりしたいい素材のものや、ショルダー長さの持ち手とその補強金具、ポケットなどを設けてマチ歩きを演出している。

今までは、それが高級ブランドのショッピングバッグであったり、ちょっといい百貨店やスーパー(大丸や高島屋、神戸で言ういかりスーパー、関東の成城石井みたいな)のモノだった。それがとうとう、単価も低そうな女子高生ブランドにまで浸透している。見れば、不織布(ふしょくふ 昨今、紙素材より丈夫だと様々なジャンルに使われている織らない布 僕も神戸空港アニバーサリーバッグデザインにこれを採用した)だったり、「まち」が丈夫な厚めの紙素材だったりして、ソレが街中を旅してくれる(=歩く宣伝効果)事を踏まえた、再利用に耐え得るバッグとして、各ブランドもしっかりと投資をしているわけである。

百貨店がCVSに売上を抜かれた昨今、百貨店の「威厳や特別感」は薄れつつある。僕が子供の頃は、親がなぜか百貨店の包装紙を捨てずに保管していた。それがのちに、お中元やお歳暮の使い回し用だったり、スーパーで買った物をそれに包んでええとこで買ってきましたの的包み紙であった事を知った。確かに新聞紙で包むよりはいいし、ちょっとした見栄という昭和の香りが染み付いていて懐かしい。

それが今はと言えば、意外にも女子高生までハードルを下げた。携帯までをも駆使しながら先に商品情報を手に入れて、ウインドウショッピングもせずに一目散にそのブランドのターゲットに走る。特典として、憧れのブランドバッグが手に入り、それを手にマチを闊歩する。中には、自分で商品を買わず、オークションでショッピングバッグだけを手に入れたり、友人と交換し買った事もないブランドのバッグを手に入れるそうだ。それらを略して「ショ袋」と言うらしい。

この様子を見て、僕が小学校低学年だった頃の「仮面ライダースナック」を思い出していた。袋に入っているカードを集めるために、中身を食べずに捨てるという社会問題にまで発展した、言わばのちに表された「大人買い」の子供版(と言っても一度にたくさんは買えなかったわけだが)である。僕の大学時のBEAMSもそうだったのかも知れない。大した商品も買わず、あのオレンジの肩から下げるビニールバッグが欲しかった。それだけで、オシャレの仲間入りだと思っていた。

商品だけでなく、包材、販促物までもがデザイン統一されている事が望ましい。アパレルデザイナーの意向を汲んで(もしくはそのデザイナーが担当して)それらがつくられるのならば、企業アイデンティティはぶれずに、その想いはマチを旅してくれるからだ。但し、それは商品が売れて初めて理想のカタチとなる。

色々入れられてカワイイバッグが欲しいから、服を買う。おそらく、他ブランドが躍起になって後に続こうとする。しかしその場合、本来の目的は何かを忘れてはいけない。昨今の百貨店が、焦りを持ちながらそれぞれの独自性を模索するように。


※今日のヒトコト
タレントばかりが目立ち、肝心の商品が分からないCMみたいなものか

※志賀氏的伝言板
土曜日、「数量限定チョコ」差し上げます


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