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■ 中毒性日記 2011
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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13日水曜日快晴。夜は少し冷えるけど、春の装いに思わずミニスカートでも履いてみたくなる今日この頃である。元々ネナイ星人の僕だから、それは珍しいことじゃないのだけれど(スカートを履きたいというくだりでなく)、先週末からこの日までの5日間睡眠合計が10時間ない。ダヴィンチに近づくほどの勢いではあるが、意外に集中できている。何せその間、梅田で舞台も観たしゴルフにも行った。ハーフ30台が出たりするから、ワレワレネナイ星人も勘違いをする。

担当している大阪の飲食店舗の引き渡しが近々で、それの立合いやナンだかんだで二日に一回は大阪にいる。たまには朝の御堂筋線通勤ラッシュにも混じるが、つくづくそういう風景に合わない人種だと思う。狭過ぎる空間に思わず奇声を発しそうになるが、そこは社会人として直立不動裕里でやり過ごす。心斎橋の地上交差点に上がる階段はまさにシェルターから抜け出すかの如く、大きく息を吸う。これから大都会と闘うかのように気合いが入る。意識的に寝ないわけでもないが、覚醒にも近い気付きも多いから、そういう時期の大切さを解っている。お陰で夜、店に入ってからは暫くソファーで横になっていることもオーフン、しばしば遼太郎である。

例年の10数倍という花粉についてもそれほどでもない。ただ、この日心斎橋の店舗、ガスコンロ上の換気ダクト清掃を素人の僕が延々とやったせいで、何となくそれからずっと埃っぽくムズムズしている。そのビルはどう観ても40年は下らない物件だから覚悟はしていたが、施主さんが不安そうに見上げるその汚れた換気扇が気になっていたし、何より普段店に立つ僕とすれば、これからそれらと同居する店主を思うと、僕の安っぽい正義感が動かされたのだった。

床面給排水やこうした天井部分の換気系は、スケルトン、イチから作らない限り施主さん承諾のもとにそのまま使用することも多い。予算との兼ね合いもあるが、主に飲食店舗が従来営まれて来た物件なら「触れない」ケースもある。依頼もないのに勝手に触り、今までできていたはずのことができなくなった時の責任所在が問題になるからだ。それが善意だとしても、契約上は何をやるにも施主さんとの協議が必要になる。それは僕も充分に解っている。

施主さんに進言し、用意したゴム手袋で油と埃まみれの換気扇を取り外す。真下にはこれから塗装の入るカウンターがあるから、色々シートを敷き詰めた。それでもちいさな埃が舞うのが見える。開けてビックリ。まるでコレステロールにやられた血管のように、外の光が微かにしか見えない。石綿のような大きな塊を幾つも取り出して何度も咳をした。これはこの日だけでは手に負えないと封をする。外科医のような気分だったが、手遅れでないだけマシだった。俄然やる気が出た。

それから外で換気扇にスプレー洗剤をかけまくるが、こびり付いた諸々がモロモロっと取れない。タワシも持って行ったが、他にも必要なものがある。ある程度やってから、二回戦に備えるべく、新聞紙に包んで換気扇に別れを告げた。

施主さんは、元々酒造メーカーにお勤めだったこともあり食にも造詣が深い。お父さんも有名な料理人だった。趣味が高じて出店と相成ったわけだが、何より初めてのことである。僕もそうだったが想像以上にやることも多く、途中にイレギュラーもあって、少々ナーバスにもなる。それが不信感になったりすると恐い。

意図的にそうしたわけじゃない。触れるリスクもあるが、何よりも僕が「気持ち悪かった」から換気扇掃除を買って出た。黙々と端っこの方でゴシゴシやっていた僕を、打合せから帰って来た施主さんが遠くから観ていたようだ。

笑いながら近寄るその人と、また近くなった気がした。


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※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
割引値引きなどで仲良くなることは、実は稀なことである

※志賀氏的伝言板
少し早いですが、GWは暦通り(死語) 】 


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