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火曜日。残暑は厳しいが、去年に比べれば酷暑とは言えない。何せもう9月。そろそろ、半袖半ズボン(しかも吊りズボン)は、やめにしたい。うそプー。
世界陸上100mで最速ウサイン・ボルトのフライングにより、決勝は何だか物足りない世界陸上だった。「1回のフライングで失格」という初めての採用である。元来スタートが苦手で、他選手の背中を見て一気に加速するボルトだっただけに、その姿を観られないのは寂しいが、苦手を払拭するべきロケットスタートが失格とは皮肉なものである。残る200mやリレーでそのウサインを晴らすことだろう。
彼のシューズは陸上シューズではシェアが高いとは言えないPUMAである。しかしながら同社の先見の明と言うべき長期戦略の結果は出ている。サッカーワールドカップドイツ大会でイタリアの優勝により想定以上にウェアの露出が増えたが、その時には既にアフリカ勢のウェアもPUMAのスポンサードだった。つまり次回2010年はアフリカでの開催。そうしてPUMAは大規模な広告露出を獲得していく。ドイツの企業であっても、兄弟会社アディダスの通らない道を選び、サッカーのみならずF1フェラーリのチームウェアにも参入。まるで王様マクドナルドに対抗するモスバーガーのようである。…ちょっと違うか。
ともかくボルトは呆気なく花形競技100mを終えた。僕はこういう姿を見る度に、メーカーやデザインチームの取り組んだプロセスや葛藤を想像してみたりする。何せ、世界中が観ている舞台である。ニューバージョン(予選では履いていない)を100m走らせることで得る広告効果は計り知れない。確かに残る競技にボルトの出場は決まっているし、結果100m金メダルはジャマイカチーム練習パートナーの選手だったということもあるが、何度も繰り返されるはずの華々しいデビューシューズのビジュアルが、フライングの一瞬の映像では寂しい。開発やデザインに関わった者からすればそうなのではないかと、勝手ながら思う次第である。
唐突に話は変わるが先頃5月、JR大阪駅ビルリニューアルに伴い完成した大型の商業複合施設は相変わらず賑わっている。夏休みは平日でもレストラン街の行列。その中核を担う唐突に出現した時空(とき)の広場。「大阪駅はキタの街を南と北に分断していた。今度は南北のにぎわいの架け橋になってほしい」(JR西日本)という意味合いの中層階広場だそうで、そこがJR在来線であることを忘れさせる規模だ。開業当時訪れた際には、往来の人の波と、フロアに置かれたテーブル席にヨーロッパのバル、オープンテラスカフェの如く活気を見せていた。
それが夏休みを迎える頃には、防災上(消防法か)の問題で、テーブルと椅子が撤去されている。テイクアウト主体のメニューへと移行、売上は4割落ち込み、店に立つ人々の想いやそれらをイメージしたデザインワークも鳴りを潜めてしまった。
プロセスを共有しお披露目、そしてこれからを見届ける… そんな思惑とは外れた様々なデザインの迷走に、つくり手の気持ちを憂いでしまう僕である。
リアルな近況は… >>>
※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
【 そう言いながら、実は僕の知るPUMAの面々はこの状況をそう悲観的に捉えていない ボルトの商品価値が薄れていない点で、 フライングの繰り返し映像は「PUMAらしい」 と受け止めているそうだ 】
※志賀氏的伝言板
【 8月ラスト、懐かしい友の来店! 】
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